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甲状腺結節(甲状腺のしこり)について

甲状腺結節とは

甲状腺結節(甲状腺のしこり)は、一般人口の2割程度に認められる比較的よく見られる所見です。良性のものがほとんどですが、まれに悪性(甲状腺がん)が含まれることがあります。超音波検査と必要に応じた細胞診によって良性・悪性を鑑別します。

症状

しこり以外には何の症状もありません。普通は痛みもありません。大きくなると美容的に問題になります。

原因

わかっていません。体質的なものと考えて良いでしょう。

特徴

甲状腺は結節(しこり)のできやすい臓器です。結節とは甲状腺にできるしこりの総称で、良性も悪性も含みます。甲状腺に結節を持っている人は一般人口の2割くらいと言われています。多くの人が気づかず普通に生活しています。最近は頸動脈エコー検査を受ける機会が増え、その検査で甲状腺の結節が見つかるようになりました。治療する必要のないような余計なものまで見つかることが問題になっています。

良性の場合はかなり大きくならなければ治療の必要はありません。癌でも大きさが1cmを超えなければ手術しないで経過を見ることもよく行われています。

診断

甲状腺に結節が見つかった場合には、血液検査で甲状腺ホルモンとサイログロブリン、TgAb(サイログロブリン抗体)を測定します。次に超音波検査(エコー)を行い、どういう性状のものかを調べます。5mm以上で悪性を疑うような所見があれば細胞診を行います。2cm以下で良性の可能性が高ければ細胞診をせずに経過を見ても良いでしょう。

治療

良性結節で甲状腺機能が正常であれば体に全く害はありません。したがって治療の必要はありません。良性の場合は美容的に問題になるときだけ手術します。

細胞診で癌と診断された場合で大きさが1cmを超えていれば手術をします。1cmを超えていなければ、しこりのできている場所を考えた上で経過観察することも可能です。

当院院長は甲状腺結節診療ガイドラインの作成委員を務め、多発嚢胞性甲状腺疾患の世界初報告を行っています。院長の著書・論文一覧はこちら

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