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妊娠と甲状腺疾患(バセドウ病・橋本病)

妊娠中の甲状腺管理について

妊娠中は甲状腺機能が母体と胎児の両方に影響します。バセドウ病・橋本病などの甲状腺疾患をお持ちの方は、妊娠前から主治医に相談し、甲状腺機能を正常に保っておくことが重要です。当クリニックでは、妊娠を希望される方・妊娠中の方の甲状腺管理を行っています。

バセドウ病と妊娠

バセドウ病の治療中であっても妊娠することができます。ただし注意が必要です。妊娠するときは、甲状腺機能が正常であることが重要になってきます。また、メルカゾールにはごくわずかですが、催奇形性が報告されていますので妊娠5週0日から9週6日までは避ける必要があります。妊娠前から主治医に相談しておくことが望ましいでしょう。バセドウ病の病勢は、妊娠中には軽くなりますが、出産後は悪化することが多いため、悪化に備えておくことが必要です。母乳を与えることに関しては薬の種類や量によってできないこともありますので主治医と相談してください。

橋本病と妊娠

妊娠時には甲状腺機能が正常であることが重要です。最近はブライダルチェックや不妊治療開始時の検査によって軽度の甲状腺機能異常(潜在性甲状腺機能低下症)の発見が増えています。妊娠していなければ治療の必要がないことがほとんどですが、妊娠に際しては無事に出産するために甲状腺機能を正常化しておくことが必要です。

当院院長は妊娠中のバセドウ病薬物療法に関するガイドライン作成委員を務め、妊娠中の甲状腺管理に関する研究論文を多数発表しています。院長の著書・論文一覧はこちら

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